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騒音トラブル事件簿_事例とリスクの低いトラブル解決方法
近年騒音トラブルを発端とする傷害事件や殺人事件が頻発しています。注目しなくてはならないのは必ずしも騒音被害者(騒音に迷惑している側)が加害者とは限らず騒音加害者(騒音を発生させている側)が加害者となる事件が散見されることです。
騒音被害者が事件の被害者になる場合の多くは「騒音を注意・警告したことへの逆切れ」によるものです。「騒音加害者(騒音を発生させている人)に直接苦情や警告」をすることは非常にリスクが高いと認識しなくてはなりません。
このような事件に巻き込まれないためには自分自身で直接警告するのではなく、騒音の調査結果や測定結果をもとに書面で警告したり、管理会社や警察などに相談して間接的に警告してもらう必要があります。
加害者が騒音加害者(騒音を発生させている側)の事件
被害者が騒音加害者(騒音に迷惑している側)の事件
騒音トラブルによる事件の傾向
騒音に関する事件を傾向毎にまとめると、以下のような事例に分けられます。
・暴行・傷害事件
騒音に対する不満から口論となり、カッとなって相手を殴ったり、物を投げつけたりして怪我をさせてしまうケースです。注意されたことに逆上し、暴力をふるうケースもあります。
・殺人事件
長期間にわたる騒音トラブルの末、殺意を抱き、相手を殺害してしまうという最も深刻なケースです。過去には、ピアノの音をめぐるトラブルが殺人事件に発展した例もあります。
・器物損壊事件
騒音への腹いせに、相手の家の壁やドアを蹴って壊したり、車に傷をつけたりするケースです。
・脅迫事件
「静かにしないと殺すぞ」などと相手を脅したり、刃物を見せて威嚇したりするケースです。
・住居侵入事件
直接文句を言うために、無断で相手の敷地や住居に立ち入るケースです。
これらの事件は、集合住宅だけでなく、戸建て住宅でも発生しています。当事者同士での解決が難しい場合は、警察や弁護士、または自治体の相談窓口など、第三者に相談することも解決方法の一つです。
リスクの低い騒音問題の解決方法について
騒音トラブルにまきこまれてしまった場合、なるべく事件に発展させないように解決する必要があります。感情的にならず、冷静に、段階を踏んで対応することが重要です。
ステップ1:まずは証拠を集める
感情的に「うるさい」と訴えるだけでは、相手に伝わりにくかったり、トラブルが大きくなったりすることがあります。まずは客観的な証拠を集めましょう。
・記録をつける
「いつ」「どのような音が」「どのくらいの時間続いたか」を具体的にメモします。客観性を求める場合、騒音計による時間や数値の記録(騒音測定)が有効です。
・録音・録画する
可能であれば、スマートフォンのアプリなどを利用して騒音を録音します。これは後の相談で状況を正確に伝えるのに役立ちます。
ステップ2:第三者に相談する
直接苦情を言うのは、相手を逆上させてしまうリスクがあります。まずはクッションとなる第三者に相談するのが最も穏便な方法です。
・集合住宅の場合
マンションの管理会社や大家さんに相談しましょう。多くの管理会社は騒音トラブルの対応窓口となっており、全戸への注意喚起の貼り紙や、該当の部屋への直接の注意などを行ってくれます。
・戸建ての場合:大家さん、自治会や町内会などに相談してみましょう。
ステップ3:公的な相談窓口を利用する
管理会社などに相談しても改善しない場合は、公的な機関を利用すると事態が好転する場合があります。
・市区町村の相談窓口
多くの自治体には、騒音などの公害に関する相談窓口(環境課など)が設置されています。専門の職員が相談に乗ってくれ、場合によっては現地調査や騒音測定を行ってくれることもあります。
・警察相談専用電話「#9110」
事件になる前の段階で、警察に相談できる窓口です。「身の危険を感じる」など緊急性がある場合は、迷わず110番通報してください。
・弁護士・法テラス
法的な解決も視野に入れる場合は、弁護士に相談します。費用が心配な場合は、法テラスで無料相談を利用することもできます。
>関連コンテンツ:騒音被害やトラブルに遭ったら?代表的な7つの騒音対策・解決方法
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リスクが高いためやってはいけない行動
騒音問題は一人で抱え込まず、適切な場所に相談することが解決への第一歩になります。以下の行動は事態を悪化させる可能性が非常に高いため、絶対に避けてください。
・感情的に直接抗議する。
・壁や天井を叩いて「やり返す」。
・「嫌がらせの手紙」を投函する。
騒音測定・騒音調査結果の活用
相談する際、または相談先がどうしても対応してくれない際には、騒音測定を行い、騒音調査の結果を報告書にまとめておくと有効にはたらく場合があります。
・記録が整理されているため、相談先に提示できる「客観的資料」になる
測定された騒音レベルの数値(dB)と、「日時」や「どういった音であったか」が時系列でまとめられた報告書は問題の発生状況を理解しやすいため、第三者に対して客観的な理解を促す際に有効な資料となります。
・再度、管理会社や大家に相談する際に理解を得られやすくなる
改めて管理会社や大家に相談する際、「以前ご相談した騒音ですが、これだけの音が出ており、生活に支障が出ています」と具体的な証拠を提示することで、管理側も事の重大さを認識できるようになり、相手方へ指導等の対応を行ってくれる可能性が高くなります。
・内容証明郵便を送付する際の資料になる
管理会社を通しても改善が見られない場合、弁護士や行政書士に依頼して、騒音の差し止めを求める内容証明郵便を送付する方法があります。これは、「いつ、誰が、どのような内容の」文書を送ったかを郵便局が証明してくれるもので、相手に騒音の抑制を促すだけではなく「法的な手続きを視野に入れている」という意思表示にもなります。その際、騒音調査報告書は要求の正当性を裏付ける証拠資料になり得ます。
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